5日目

私が今ここに在るのはなぜだろうか?

人は生まれてからずっと無数の選択の連続だ。
そのうちのどこか一つでも違う選択をしたとしたら、
全く別の結果になることだろう。


そしてさらに私が生まれるまでには親の選択の連続があった。
親の親も、その上も、その上もそう。

名前も顔も知らない無数の人の選択を経て、私もあなたも今ここに在る。

人の選択だけではない。
宇宙が広がっていて、その果てしない宇宙の中の地球という星が誕生し、そこに生命が誕生し進化してきたこと…etc.

数え切れないほどの奇跡の連続を経て、私は今ここに在る。


その上で自分が今ここに在ること、
目の前の人と出会えることは、
言い表しようのないほどの神秘だ。
人とも、人でないものとも深く深く繋がっている。

この実感がある時、
自分と他人や世界を分離して、
無関係の個人でいられるだろうか?
傷つけあうことを仕方ないと諦められるだろうか?

境界線は絶対的に存在していると思われているけれど、
境界線ほど曖昧なものはない。無関係なんてありえない。

バタフライエフェクトを考える時などもそれを実感する。

誰一人孤独には生きていない。